coffeebookの日記

好きなことを好きなように綴ってしまいます。つれづれなるまま。

偉人の体力と精神力は、やっぱり偉大なのではないかという件。

最近ずーっと、かなりムキになっていろんなものを書いていた。

やってる最中はほんとに気づかないのだが、疲労がだいぶ蓄積したようだ。
疲れているはずなのに眠りが浅く、夢の内容がヘンだったり、普段気にならないことが不安になったり…
 
今日は、難しいことを考えるのはやめている。
ぼーっと空を見て、深呼吸などしてるうちに、何となく「あ、これヤバイとこに一歩踏み込んでた」というのに気づいたりする。
 
あんまりぎゅうぎゅう心身をこき使うのがいいことだと思ってはいけない。時には、ぼーっとして深呼吸しなければ、本当にキケンです、皆さん。
 
で、睡眠時間や体力などについて考えた。
 
先日、テレビで、江戸時代の発明家の話を見た。
ものすごいアイデアを形にする天才で、一番の傑作は、夏時間と冬時間があり動きが不規則だった当時の「時」を正確に刻める歯車を発明し、それを組み込んだ自動暦だった。現代の技術者でも驚愕する精巧な仕組みを考え出していたという。
 
彼がこの作品を手がけたのは50代だという。今で言えば70代はいっている年頃だろう。老人とも言える年齢になりながら、想像力、集中力、体力、粘り強さなどのパワーは全く衰えなかったようだ。睡眠時間は3時間程度で開発に向き合ったというのだから。
…普通ムリだ。すごすぎる!
 
天才は1%の才能と99%の努力、とは言うが…偉大なことを成し遂げる人には、やはり超人的な何かが備わっていると思わずにはいられない。
 
私の尊敬する伊能忠敬も、そんな超人的な偉人のひとりだ。
彼は幼い頃から算術に長け、才能を見込まれて佐原の商家に養子に入り、自分の息子が成長するまでは事業をしっかり営み商売を大いに繁盛させた店主だった。
そして、やはり50代近くに息子に商売を任せ、自分は江戸の天文学者に弟子入りして、そこで初めて天文学や測量術を身につけた。今で言えば、定年退職してからやっと未知の研究に取りかかったわけだ。
 
彼は、星の位置を測定することで地上の自分の位置を常に把握し、誤差を最小にとどめる測量方法を用いた。また、自分の一歩分の歩幅の長さを測り、この歩幅を狂わせないようにしながら歩数をカウントすることなど、誤差の出ないあらゆる方法を使いながら、遠く隔った地点や凹凸のある場所の測量に成功。日本全国の沿岸を測量し、現在の地図との誤差0.3%という驚異の精密さで日本地図の作成に成功した。
彼は、73歳で亡くなる直前まで、地図作成の指導や指示をしていたという。
 
私でなくとも、感動しますよね?
 
この二人の偉人に共通するのは、紛れもなく驚異的な精神力と体力だ。誰にでもあるものではない。
…が、やっぱりうらやましいなあ。
 
 
 

 

天と地を測った男 (くもんの児童文学)

天と地を測った男 (くもんの児童文学)

 

 児童文学となっているが、充分大人向け。詳しいデータや情報が満載で楽しめる。