coffeebookの日記

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妊娠中のママに教えたい!食べ物・飲み物講座 (1回目)

最近、かつて部下だった女の子が出産した。時間はちょっとかかったようだが、元気な赤ちゃんが産まれたとの報告は嬉しかった。


私も二度の出産、育児を経験しているが、妊娠、出産はいろいろな不安があるものだ。
そこで、妊娠中のママが気をつけたい食べ物、飲み物のポイントについて、2回にわたり講義風に解説してみたい。

 

~妊娠中のママに教えたい!食べ物・飲み物講座 (1回目)~

妊娠中の体調管理の中でも、栄養素への気配りは特に欠かせない。今回は、「無意識ではいけない食べ物や飲み物」についてご紹介しよう。

 

リステリア菌などによる食中毒にご用心!
リステリア菌をご存じだろうか。主にナチュラルチーズなど乳製品(加熱殺菌していない物)、スモークサーモン、生ハム、肉や魚のパテなどにつくことが多い食中毒菌だ。
妊娠中は、通常よりリステリア菌に感染しやすく、胎児に感染すると悪影響を及ぼす場合がある。
リステリア菌は加熱することにより殺菌できる。食べる際には充分加熱することがポイントだ。
妊娠中は、通常時に比べ免疫力も低下している。上記の食品だけでなく、生もの等による食中毒全般には充分留意する必要がある。

 

魚に含まれる水銀、知ってる?
魚は、良質なタンパク質や脂肪、カルシウムなどを含む食品だ。しかし、食物連鎖により、高濃度の水銀を体内に蓄積している魚も少なくない。
通常では、これらの魚を食べても健康に影響を及ぼすことはなく、摂取しても水銀は少しずつ体外へ排出されていく。しかし、赤ちゃんの体は水銀を排出することができない。このため、ママの水銀の摂取はなるべく避けたい。
水銀を多く含む魚は、マカジキ、メカジキ、キンメダイ、クロムツ、ミナミマグロ、クロマグロ、メバチマグロやサメなど、主に食物連鎖の上位に位置する大型の魚だ。
あまり神経質になる必要はないが、魚ばかりを食べたりせず、卵や肉、大豆など、その他の食品からもバランスよく栄養を摂るよう心がけよう。

 

カフェインの摂りすぎは要注意!
コーヒーや紅茶などの飲み物は、ブレイクタイムに欠かせないという人も多いだろう。しかし、コーヒー、紅茶などに含まれるカフェインは、妊娠中に大切な栄養素の吸収を阻害してしまう物質。尿からのカルシウムの排出を促したり、カフェインと結びついているタンニンが鉄分の吸収を妨げるなどの作用を持っているのだ。
カルシウム・鉄分は、いずれも赤ちゃんの体を育むために欠かせない栄養素。せっかく摂った栄養を無駄にしないためにも、カフェインの摂取量はコントロールが必要だ。
しかし、全く摂ってはいけないという訳ではない。1日300mg程度までならば摂取しても影響はないと言われている。紅茶やコーヒー1日1~3杯程度ならば、リラックスにも効果が期待できる。上手に摂るよう意識すると良いだろう。

 

次回は、「水分補給」と「心の栄養」についてご紹介する。