coffeebookの日記

好きなことを好きなように綴ってしまいます。つれづれなるまま。

サザエさんとドラえもんとアンパンマンの秘密

サザエさん」「ドラえもん」「アンパンマン」「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「ポケモン」ーいずれも日本を代表するアニメだ。長年多くの人の心を惹き付け、楽しませてきた。そしておそらくその人気は今後も変わらず続いていくだろう。

 

現在アラフォーな私だが、このくらい生きてくると、「常に変わらない人気を得つづける」ことがどれくらいすごいことかがわかってくる。まず、「人の心を惹き付ける」ものをつかみ出すことが至難の業。そして、「多くの人がそれを魅力的に感じるかどうか」という課題が続く。しかも、「その人気が長い期間に渡って変わらない」…つまり、どんだけ難関をくぐり抜けてるの!?なのである。

 

そこで、これらのアニメに共通する、「人の心をつかんで離さない魅力ってなんだろう?」ということを考えてみたい。

 

①心から憎み合わない

これらのアニメにまず共通する大きな魅力は、「敵意を燃やして憎み合わない」という点だ。たとえ敵味方になっていても、相手を心からは憎まない。悪役も、ドジだったりそんなに強くなかったり、温かさや魅力的な一面を持っている。

「正義」や「悪」という概念よりも、キャラクターひとつひとつの「良い面」、「悪い面」が両方とも描かれている点は興味深い。

 

②「心が繋がるシーン」が、細やかにしっかり描かれる

これらのアニメを観た後に心に残るのは、「あったかい」という感覚だ。一時流行ったアレではないが、どのアニメにも同じ温かさが宿っている。

それを分析すると、「友人同士、家族同士の気持ちのやり取り」がしっかりと、リアリティを持って描かれる点に行き着く。「友達は大切に」とか「親子の愛」とかいう概念を表面的に並べただけとは違うのだ。まず原因があり、それに関わっていくキャラクターそれぞれの心の動きが描き分けられ、説得力を持ちながらお互いの思いが近づく。この経過がたまらなく面白く、ぐいぐい引き込まれるポイントになっている気がする。

 

独断と偏見で理由をつらつら挙げてみたが…

人が生きていく世界は、結構厳しいものだ。楽してのんびり幸せだけを味わう人生なんてあり得ないし、毎日の生活の中で敵も作らざるを得ない。そんな中で、アニメを見て短時間でも戦闘モードを解除し、人と温かく関わる幸福感を味わえるのは幸せだ。そして、今の子供たち、将来の子供たちにも間違いなく楽しさや幸福感を届けられる魅力を持つアニメだからこそ、永続的に支持されるのだと思う。

 

子供だけのヒーローでなく、大人だけの人気者でもなく、いつの時代のどんな世代からも愛される魅力で詰まった結晶が、これらの人気アニメなのかもしれない。

さあ、秘密はわかった。私にもロングヒットが生み出せる気がしてきたぞ!!(笑)