coffeebookの日記

好きなことを好きなように綴ってしまいます。つれづれなるまま。

丸儲け!?カラオケ店

外出した際、近所のカラオケ店の前にはたはたしている旗を何となく読んだら、すごかった。

「朝までパック2000円」!

すごくないか?女性の顔用パックだって、3分でおしまいなのに1枚1000円するんだぞ!?

飲み物食べ物つきのオールナイト歌いたい放題2000円だぞ!?

こんなことなら、駅前のビジネスホテルよりも絶対カラオケ店に行くべきだ。

 

カラオケ店はなぜリーズナブルにサービスを提供できるのか?その理由を考えてみた。

 

・仮説。歌は経済的だから!

「歌うこと」そのものが、既に大変経済的な楽しみ方だ。

道具や器具はいっさい必要ない。場所も取らない。声を出すことで、心の中までスカッと掃除できる。何時間も楽しみが持続する。

自分の好きな歌を自由に歌った後は、きっと誰もがすごい充実感を得るだろう。

これは、カラオケ店にとっても、大変好都合なはずだ。つまり、機材を購入してしまえば、あとは利用客がどんどん来て歌って盛り上がり、店で過ごした時間がお金に換算されていく。お客は充分に満足し、お金を支払うことに不満など全くない。もしかして丸儲けなのか!?

 

…と思い、カラオケ店の利益の出る仕組みを調べてみた。

やっぱり、それほど甘くはないようだ。

提供されている歌には、著作権がある。その仕組みに従い、JASRAC日本音楽著作権協会)に決まった分のお金を支払うのだそうだ。大部屋は月10万、小部屋は月6万程度(結構大金がかかる)らしい。なお、この他に作曲者・作詞者などにも印税を支払うことになる。

そうだよ。大事なとこ抜け落ちてるよ、わたし。

 

ただ、カラオケ機を入手(リース契約が多いらしい)してしまえば、どれだけお客が利用しても、消耗や故障がひどくなるということはあまりないようだ。また、雇用するアルバイトなども、忙しさに関わらず時給で支払われるため、人数を増やさなければ支出が増えることもない。

 

つまり、カラオケ店の儲けは、純粋に「お客をどれだけ呼べるか」ということと、「どれだけ割のいい飲食をしてくれるか」にかかっているのだ。

実際には、週末の宴会利用や休日で利益を上げている状態で、平日の低料金はあくまでお客を呼ぶためのサービスということのようだ。

 

「朝までパック」も、もしかしたら「平日の」朝までなのかなあ…多分そうだよ、世の中そんなに甘くない。

 

そんなこんなで、カラオケ店はなぜリーズナブルなサービスを提供できるのか?の答えは、「できる」じゃなくて、「お客を呼ぶ戦略としてやらざるを得ない」、という言い方が正しいことがわかった。

「甘い」ってないよな、やっぱり。